こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ水曜日担当 ふじたのぞみ です。
夏休み真っ只中の8月10日【おいしい絵本】では、懐かしさを感じる一冊をご紹介しました。
☆「まほうの夏」(作/藤原一枝・はたこうしろう、絵/はたこうしろう、岩崎書店)
都会っ子の兄弟が、おじさんやおばあちゃんのいる田舎で過ごしたひと夏を描いた絵本です。
うだるような暑さと学校のプールにゲームに麦茶、お菓子のお決まりにそろそろ退屈してきた頃、おじさんから誘いのはがき。大喜びで飛行機に乗った二人。
「ぼくたちの夏休みのはじまりだ」
とうに始まっていた夏休みですが、兄弟にとってのかけがえのない夏がここからスタートするのでした。
古き良き町並みと自然が連なり、道行く人がみんな知り合いのようなところ。
理容師のおじさんにあっという間に丸坊主にされた二人は、すっかり田舎っ子スタイルに。
地元の子どもたちに連れられて、虫取りに木登りに川遊び、あちこち駆け回ります。
疲れるほど遊んだあとには、おばあちゃんたちと囲むごはんが格別。畑で採れたてのトマトにキュウリ、豆腐屋さんのとうふに、朝まで泳いでいた魚がとっても美味しそうです。
次の日にはおじさんと海水浴へ。
制限なしにたっぷり泳いで、二人はすっかり日焼けしてずっと黒くなっています。
田舎に来てから黒くなっただけでなく色んなことが出来るようになって、まだまだここにいたいと思い始めた頃、弟がホームシックになり、二人の夏の終わりが近付いてきます。
都会では出会えない数々のことが散りばめられて、まさにまほうのような夏のひとときだったかもしれません。
この絵本を読むと、子どもの頃の思い出が蘇る方、憧れを抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ぜひお子さんと読んで、素朴だけどワクワクする夏の過ごし方を感じてくださいね。
絵本の舞台は田舎の夏。食卓に登場したきゅうりを使ったレシピをご紹介しました。
まだまだ暑さの残る夏の終わり、お子さんのおやつにいかがでしょうか??
☆トルネードきゅうり
(材 料)きゅうり 2本、塩こうじ 大さじ3、酢 大さじ1
(レシピ)➀きゅうりのへたを切り落とし、半分の長さに切ってそれぞれ割り箸を縦に刺す
➁きゅうりをまな板上で転がしながら、5~7mmの間隔で斜めに切り込みを入れる
➂保存袋に塩こうじ・酢を合わせ、きゅうりを入れて揉み込んで冷蔵庫で一晩寝かす
➃水気を軽く切って出来上がり