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きてみで東北

【内藤美保のきてみで東北】7月20日(土)配信 青森の夏祭りを紹介

みなさま「おばんです」
山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。
この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。

今回は青森の夏祭りを紹介しましょう。まず、毎年7月31日から8月4日までの5日間、華やかな山車絵巻が繰り広げられる「八戸三社大祭」です。このお祭りは、およそ300年の歴史と伝統を誇る八戸地方最大のお祭りで国の重要無形民俗文化財に指定されています。2016年には、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録されました。このお祭りの見所は、おがみ神社、長者山新羅神社、神明宮の三神社の神輿行列と神話、伝説、歌舞伎などを題材にそれぞれの山車組が制作した27台の絢爛豪華な山車の合同運行です。山車は一番大きなもので幅8メートル、奥行き11メートル、高さ10メートルにもなります。山車には仕掛けも施され、道幅に合わせて横に広がったり、主役の人形が上下に動いたりする度に、沿道は見物客の歓声に包まれるそうです。

次は8月1日から7日に行われる弘前ねぷた祭りです。弘前ねぷたは三国志や水滸伝などの武者絵を題材にした、大小約70台もの扇ねぷたと人形の組ねぷたが、街を練り歩きます。ねぷた絵は表の鏡絵の勇壮さに対して、裏の見送り絵には優美な妖艶さが要求されるようになり、大正時代以降は唐美人や虞美人を描くのが主流になりました。最終日の7日の夜には、岩木川沿いの土手を十数台の本ねぷたが運行する「ねぷた流し」や、ねぷたを炎で清め送る「なぬかびおくり」が行われ弘前ねぷたまつりのフィナーレを飾ります。

最後は8月4日から8日に行われる五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)です。基本的に青森ねぶたの人形と構造は同じですが立佞武多という名の通り立ち姿が、最大で高さ約23メートル重さ約19トンという巨大な山車が運行されることが特徴です。運行は立佞武多の館に展示している3台の大型立佞武多と町内・学校・愛好会などでつくられる中型、小型のねぷたと合わせ14台が出陣します。今年は大型立佞武多の新作「閻魔」が運行されるそうです。

以前紹介した青森ねぶた、そして弘前ねぷた、五所川原立佞武多が青森の三大ねぶた祭りと言われています。日程を合わせて青森の夏祭りをご覧になってみてはいかがでしょうか。

ではここから、東北弁で語る民話をお送りします。
今回は青森県で語られていた民話「洗わずのふんどし」です。

お話に出てくる
「雨ぁふねが」は「雨はふらないか」
「ふね、ふね」は「ふらない、ふらない」
「かびあがってだど」は「かびが生えていた」
「わぁの頭」は「自分の頭」という意味です。

ハニーFMポッドキャストで配信しています。(再生ボタン▶を押すと番組が始まります)

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