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きてみで東北

【内藤美保のきてみで東北】8月10日(土)配信 山形県鶴岡市の加茂水族館、通称「クラゲドリーム館」を紹介

みなさま「おばんです」山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。(再生ボタン▶を押すと放送が始まります)

今日紹介する東北の話題は、東北の水族館一番人気の山形県鶴岡市の加茂水族館、通称「クラゲドリーム館」です。

加茂水族館は山形県内唯一の水族館。クラゲの展示六十種類は世界一を誇り、色とりどりの様々なクラゲが漂う様子はとても幻想的です。加茂水族館の成り立ちを遡ると、約90年前に地元の有志者が出資し、「山形県水族館」として建てられたのが始まりです。昭和39年に新築移転し、年間20万人が訪れる県内有数の観光施設として賑わいを見せていました。山形県出身の私も、小さい頃は何度も訪れた思い出があります。ところが、1997年に隣県に水族館がオープンした影響などもあり年間入館者数が9万人まで激減し、閉館の危機に直面してしまいます。その頃、『生きたサンゴと珊瑚礁の魚展』の企画展を準備している時、偶然、サンゴの水槽に30匹ほどのサカサクラゲの赤ちゃんを発見したそうです。餌を食べさせ、500円玉くらい大きくなった段階で展示をしてみたところなぜか大盛況。そこでクラゲの展示を思いついた訳ですが、当時、海外の水族館で使われていたクラゲ用の水槽はとても高くて購入するのは無理なことでした。そこで、クラゲ用の水槽を自分で作ってしまおうと当時のスタッフが、自ら設計した水槽を製作。専用水槽の十分の一の費用でオリジナルの水槽を開発しました。その後、何度も改良を重ね、オリジナルの水槽は、加茂水族館はもちろんのこと、全国の水族館でも使われるようになりました。クラゲの美しさに魅せられて、進化を続ける加茂水族館。目玉は何と言っても「クラゲドリームシアター」。直径5m、水量40トンの円形型の水槽で、中には約1万匹のミズクラゲが漂っています。展示されているミズクラゲは、すべてここで繁殖させたもの。ミズクラゲが深いブルーの明かりに照らされ、悠然と漂う姿は本当に幻想的な世界でいつまでも見ていられるそうです。また、「クラゲ解説コーナー」では、様々な成長段階のクラゲが展示され、クラゲの餌やその食べ方についての解説を行いその生態や魅力を伝えます。他にもキッズコーナーでは、庄内浜の海の生き物をより近くで観察できるように岩場をイメージした水槽に、ヒトデやヤドカリなどが展示され実際に生き物に触れることもできます。

館内のレストランではユニークなクラゲ料理を食べることができます。特製海月(クラゲ)ラーメンはあっさりめの醤油味のラーメン。クラゲを乾燥させて作った粒子を練り込んだ太めのちぢれ麺がスープと馴染んで美味しいそうです。麺の上にはコリッコリッとした食感の細切りにしたクラゲがたっぷりとのっています。ソフトクリームの上に刻んだクラゲがかけられたクラゲソフトクリームも大人気とのこと。メディアでも度々紹介される加茂水族館。ぜひ夏休みに家族で訪れてみてはいかがでしょうか。

今回は、山形県鶴岡市の加茂水族館、通称「クラゲドリーム館」を紹介しました。

ではここから、東北弁で語る民話をお送りします。今回は山形県で語られていた民話「油取り」です。

お話に出てくる
「かせで」は「たべさせて」
「ただ何だじもなく」は「ただ何ということもなく」
「へい回さって」は「へいが建てられて」という意味です。

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