みなさま「おばんです」山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。
この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。
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さて、今日紹介する東北の話題は、宮城県仙台市にある「仙台うみの杜水族館」です。2015年7月にオープンした仙台うみの杜水族館は、白を基調とした清潔感のある外観で、水平方向に長く、アップダウンを極力なくしたバリアフリー構造です。木目調の内装をふんだんに使用し、スタイリッシュでいながらも温かみを表現しています。建物は地上2階建てで、建築面積は約6100平方メートル、延べ床面積は約9900平方メートルと東北最大級。施設内に大小合わせて約百基の展示水槽を設置し、約300種5万点の生き物を展示しています。
1階は東北の海に特化した展示で、最大の見どころは幅14m・水深7.5m・水量990トンの巨大水槽「いのちきらめく うみ」です。マイワシ、マサバ、アカシュモクザメ、ホシエイ、クロメバルやウマヅラハギなど五十種の生き物が生育しています。水槽で再現しているのは、世界三大漁場の一つでもある三陸の海の豊かな姿。水槽には屋根がなく、生き物本来の色鮮やかな姿を自然光の下で見ることができます。中でも一番の注目は、25000尾ものマイワシの大群。時に大きな魚のような群れを成して泳ぐ姿が見られるそうです。
2階に上がると、イルカとアシカのパフォーマンスが繰り広げられる「うみの杜スタジアム」があります。すり鉢状に観客席が広がり、約1000人収容できます。最前列はプールのすぐそばに席があり、至近距離で迫力あるパフォーマンスが楽しめます。他に「世界のうみ」ゾーンでは、地域ごとに分けた展示によって、日本では見ることのできない貴重な生き物を見ることができます。バイカルアザラシ、ツメナシカワウソ、イロワケイルカ、アオウミガメ、ワニの仲間のメガネカイマンなど大型の生き物も多く、子どもにも人気のゾーンです。館内の展示が終わり、外へ出ると広がるのが、さまざまな種類のペンギンや、アシカの仲間のオタリア、ゴマフアザラシ、アメリカビーバーなど人気者が集まる「海獣ひろば」です。ここではイルカやオタリア、ペンギンたちと、一緒に写真を撮ったり、ふれあうことが出来るイベントやバックヤードツアーなどが毎日行われていて、何度訪れても楽しめる水族館としてリピーターを獲得しているそうです。
今回は宮城県仙台市にある「仙台うみの杜水族館」を紹介しました。
ではここから、東北弁で語る民話をお送りします。
今回は宮城県で語られていた民話「おさんこきつね」です。
お話に出てくる
「なじょしたら」は「どうしたら」
「けさえん」「けらえん」は「ください」
「さっぱどかっつぁらって」は「全部ひったくって」
「つんとばり」は「少しばかり」という意味です。