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きてみで東北

【内藤美保のきてみで東北】8月31日(土)配信 山形県「第36回日本一の芋煮会フェスティバル」を紹介

みなさま「おばんです」山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。
この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。
(再生ボタン▶を押すと番組が始まります)

さて、今日紹介する東北の話題は、山形市の馬見ヶ崎河川敷で9月15日 日曜日に行われる「第36回 日本一の芋煮会フェスティバル」です。家族や友人達と河原で鍋を囲んで、わいわい芋煮を食べるのが山形の秋の風物詩であり、恒例行事となっています。日本一の芋煮会フェスティバルは、その山形の食文化「秋の芋煮会」を全国に発信するために直径5.6メートルの大鍋、「鍋太郎」をつくり、秋の一大イベントとして、1989年に始まりました。

そして、3年後の第4回目には一回り大きい直径6メートルの二代目「鍋太郎」が作られさらに、2018年には第30回目のフェスティバル開催を記念して、クラウドファンディングを実施し、直径6.5メートルの三代目「鍋太郎」が誕生しました。この大鍋で約3万食もの芋煮が一度に調理され、お客様に振舞われます。大鍋には里芋4トン、牛肉1.4トン、こんにゃく5500枚、ねぎ5000本、味付け醤油820リットル、隠し味に日本酒90升、砂糖200キログラム、山形の水6トンを入れ、6トンの薪で煮炊きします。

6.5メートルもの大鍋での調理は、通常の調理器具では、なかなかうまくいきません。そこで毎年登場するのが、通常、建設工事などの現場で使われるショベルカーのバックホーです。作業するのは、熟練の運転手の皆さんで、そのパフォーマンスは必見です。ここで使用されているバックホーには条件があります。まず、生産されてから一度も作業をしていない新車、各可動部分の潤滑油は全て洗い落とし、代わりに食用油を使用そして、バケット部はオールステンレス製の芋煮専用バケットを装備するなどしっかりと衛生面を管理しているそうです。バケットが一度のかき込みですくうことができる芋煮は、およそ100食分と言われています。

そして、大鍋とバックホーのおかげで2018年にギネスの「8時間で最も多く提供されたスープ」で世界記録を達成することができました。開催前日まで購入出来る、一杯500円の電子チケットで芋煮が食べられます。他にも特設テントでゆっくり芋煮を満喫できる芋煮茶屋は事前予約で、大人4000円子ども2000円で購入できます。

今回は9月15日に山形市の馬見ヶ崎河川敷で行われる「第36回 日本一の芋煮会フェスティバル」を紹介しました。

ではここから、東北弁で語る民話をお送りします。
今回は山形県で語られていた民話「法印ときつね」です。

お話に出てくる
「二、三町」は「百二、三十メートル」
「一人ばり」は「一人ばかり」
「こもかぶり」は「むしろで包んだもの」
「まぐっていった」は「ころがっていった」という意味です。

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