みなさま「おばんです」山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。
今回は、8月に行われる東北の花火大会ベスト3をお伝えしていきましょう。
先ずは、昨年45万人の人出があった「仙台七夕花火祭」です。
8月5日火曜日に宮城県仙台市青葉区の西公園、広瀬川河川敷で行われます。
この花火大会は仙台七夕まつりの前夜祭として親しまれてきました。
杜の都・仙台の街並みから見る花火は圧巻で、毎年多くの観光客でにぎわいます。
今年のテーマは「輪・和・笑 ~『わ』が繋ぐ未来~」で、光の輪が人々の心を照らし、地域の和を象徴し、笑顔の広がりを目指すというコンセプトが掲げられています。
音楽に合わせて次々と打ち上がるスターマインや仕掛け花火など1万6000発もの花火が夜空を彩ります。
都市中心部で行われるので、周囲のビル群や高台からさまざまな角度で花火が楽しめると人気の花火大会です。
次は、8月3日 日曜日に岩手県の「北上・みちのく芸能まつり」のフィナーレを飾る北上川河畔での花火大会「トロッコ流しと花火のゆうべ」です。
川面を流れるトロッコ「灯篭」と上空の花火のコントラストが魅力です。
また、毎年異なる花火のテーマを設定し、そのテーマに沿った花火、音楽、ナレーションの総合演出が特徴です。
また8月1日から3日に行われる「北上・みちのく芸能まつり」はJR北上駅前の大通りで開催する民俗芸能公演です。
約500mの道路を八つの会場に分け、鬼の面をつけて勇壮に踊る「鬼剣舞(おにけんばい)」や「鹿踊(ししおどり)」など、地方に伝わる民俗芸能を毎年約百あまりの芸能団体が披露します。
続いて、8月14日木曜日に秋田県男鹿市で開催される、「男鹿日本海花火」です。
会場のOGAマリンパークはJR男鹿駅から徒歩10分とアクセスもよいので、毎年たくさんの人でにぎわいます。
今年は「テレビの時間~花火だョ!全員集合~」をテーマに、ドラマ、バラエティー、ドキュメンタリー、アニメ、映画など、テレビで親しまれてきた番組を音と光とともに花火で演出します。
フィナーレには500mフルワイドスターマインが打ちあげられるそうです。
皆さまも今年の夏は東北の花火を見に行ってみてはいかがでしょうか。
ではここから、東北弁で語る民話をお送りします。
今回は宮城県で語られていた民話「人が見たらかえるになれ」です。
お話に出てくる「なじょしておぐべなあ」は「どうしておこうかな」、「ぎっつり」は「しっかりと」、「びっき」は「かえる」 という意味です。