【とっておきシネマ】アメリカ・カナダ合作映画『スキャンダル』

サウンドブランチ 鳥飼美紀です。

©Lions Gate Entertainment Inc.

今週ご紹介した映画は、『スキャンダル』、原題は「BOMBSHELL(爆弾)」という過激なタイトル。
世界的な“#Metoo”運動の先駆けとなった事件が、初めて映画化されました!
ハリウッドの3大女優が、それぞれ立場も年代も違う女たちの華麗なる戦いと逆転劇を鮮やかに体現!
今年度のアカデミー賞で、日本人のカズ・ヒロ(辻一弘)さんが、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞しましたね。
カズ・ヒロさんは、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で同賞を日本人として初めて受賞し、今回は2度目。
登場人物に扮する女優達への完璧な特殊メイクで、作品がぐっとリアルになっています。

©Lions Gate Entertainment Inc.

2016年、アメリカニュース放送局で視聴率NO.1を誇る「FOXニュース」が舞台。
クビを言い渡されたベテランキャスターのグレッチェン・カールソン。
彼女が、TV業界の帝王と崇められるCEOのロジャー・エイルズを告発し、局内に激震が走る。
騒然とする局内で、看板番組を背負う売れっ子キャスターのメーガン・ケリーは、自身の成功までの過程を振り返り、心中穏やかではない。
一方、メインキャスターの座を狙う貪欲な若手のケイラは、ロジャーに直談判するための機会を得て……。

©Lions Gate Entertainment Inc.

FOXニュースのCEOロジャー・エイルズは、アメリカテレビ界の帝王といわれ、歴代共和党大統領のブレーンも務めた凄腕の実力者。
しかし彼は、グレッチェン・カールソンはじめ、少なくとも20人の女性からセクハラ被害を訴えられたのです。
グレッチェン・カールソンは、FOXニュースの朝の番組の顔として11年、昼の番組のアンカーとして4年間活躍した有名キャスター。
彼女が2016年、ロジャー・エイルズをセクハラで提訴しました。
その後、和解はしたものの、エイルズはCEOを辞任し、翌年には死去しています。
カールソンの告発を受け、メーガン・ケリーという著名なニュースアンカーも自身の被害を公にしFOXニュースを去りました。
いったいFOXニュース局内で何が起きていたのか?
ここ何年か日本でも、セクハラ・パワハラ問題でワイドショーが賑わうことが続いています。
一般の人々が、報道を通してしか知ることができない事件の内側を描いたこの作品は、とても興味深いものとなっています。
「全米が2度見した」と話題になった、カズ・ヒロさんのメイクで再現された女性キャスターたちの華やかな完成度も見どころです!

©Lions Gate Entertainment Inc.

監督:ジェイ・ローチ
出演:シャーリーズ・セロン ニコール・キッドマン マーゴット・ロビー ジョン・リスゴー
2019年 カナダ・アメリカ合作 109分 配給:GAGA
https://gaga.ne.jp/scandal/
2月21日(金)~イオンシネマ三田WT TOHOシネマズ梅田 TOHOシネマズ西宮OS などで上映中。

こちらの記事もどうぞ

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.