こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
暖かい穏やかな日が続いていますが、週末にかけてまた気温が下がりそうです。
あんまり寒すぎると凍結などの恐れが出てきますが、今冬は六甲山で氷瀑が見られたそうですので、なんとしても見に行きたい気持ちでいっぱいです。
さて、今日の「やまよもやまばなし」は異業種交流会アウトドア部の窪田さんに「歌垣山～妙見山」へのハイキングをご紹介いただきました。
歌垣山は万葉の時代から男女が即興の歌を交わして好みの相手を見つけるという、いわば集団お見合いのようなものが行われた地。ほかに茨城県の筑波山と佐賀県の杵島山とあわせて「歌垣三山」と呼ばれているのだそう。
一方の妙見山はハイカーのみならず観光でも人気のスポット。
北極星信仰の聖地となっていて、頂上には立派な星形の会館があるのが特徴です。
2つの山は少し離れていますので1座ずつ登ってももちろん楽しめます。
今回はおおさか環状自然歩道でつなぐ野間の里を歩くルートをご紹介いただきました。
まずは歌垣山から。
能勢電鉄妙見口駅からバスで10分ほどで歌垣山登山口に到着します。
ここからすぐの場所にある倉垣天満宮へ。こちらには大阪府最大のイチョウの木、なんと樹齢400年、幹周8.2m、高さが23mもある巨木があります。
山頂は男山と女山の双耳峰。
まずは男山へ。こちらは整備された公園になっていて東屋や歌垣サミット記念碑もあります。
男山の山頂からは三田方面の眺望が楽しめます。
男山から女山までは歩いてすぐ。
こちらには立派な三角点があります。
また、北側・東側の展望が楽しめます。
下山後は、おおさか環状自然歩道を1時間ほど歩いて妙見山へ向かいます。
道標もあり、迷うことはありませんが、現在工事中ですので注意して歩いてくださいね。
今回のコースは距離がちょっと長いので妙見山奥の院をゴールにするのもオススメですよ。
妙見山北側の本滝寺道を登って妙見山へ向かいます。
登山口には長～い階段が！
本滝寺にはカフェがあり、お食事もできるそうですよ。
またこのカフェからは素晴らしい眺望が楽しめます。
30分ほどで山頂に到着。
星形の信徒会館はあまりにも有名ですね！ここまでは車やケーブルカーを使っても行くことができます。
観光客も多い山頂。ここからは遠く大阪湾まで望めるのだそう。
妙見山のもうひとつの見どころはなんとブナ林。
ブナ林は標高1000m以上のところに多いそうですが、妙見山は661m。
しかもブナには毒素があるため他の植物が一緒に育つことは少ないそうですが、ここでは常緑広葉樹と混生しています。
大阪府では妙見山と和泉葛城山の2か所のみで見られるという大変珍しい場所です。
下山は南側のルートを使ってケーブル黒川駅へ下って妙見口駅がゴール。
全行程13㎞ 累積標高 登り870m 下り919m と少しハード。
ですが、一般的なルートとは違う趣もあり、里山の風景を楽しみながら歩くのもいいですね。
【今回のコース】
能勢電鉄「妙見口駅」～バス「歌垣山登山口」～歌垣山登山口～男山～女山～堀越峠～おおさか環状自然歩道～野間の里～妙見山 本滝寺～妙見山山頂～大堂越ルート～ケーブル黒川駅～妙見口駅
コースタイム 約5時間（休憩なし）
下記から今日の放送を聞くことができますよ♪
