こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
新緑のシーズン、ハイカーにとって待ちに待ったシーズンの到来!
とともに、新型コロナウィルスの感染者数が格段に増えてきました。
兵庫県も緊急事態宣言が視野に入る中、登山・ハイキングを楽しむのが難しくなってきました。
昨年も番組の中でお伝えしましたが、「Withコロナ時代の登山」ということで、ソーシャルディスタンス、マスクの着用、大人数での登山は控える、県外移動を控える、難しい山に一人で挑戦しない・・・などなど改めて見直しが必要になりそうです。
さて、今日の「やまよもやまばなし」は異業種交流会アウトドア部の窪田さんに鈴鹿10座のひとつ「御池岳」をご紹介いただきました!
先週の相野駅山の会 会長の佐藤さんに「霊仙山」をご紹介いただいたので、連続で鈴鹿の山のご紹介となりましたが、やはり人気の山麓、魅力的な山が多いのだそう!
「御池岳」は鈴鹿山脈の最高峰・標高は1247m。山頂は「テーブルマウンテン」と呼ばれ、広大な草原となっています。
また、花の百名山にも数えられ、たくさんの草花が山を彩ってくれるのだそう。
ただし、人気の山だけあって駐車場は早朝から満杯です。
今回は鞍掛トンネル付近にある西側駐車場から出発。(東側にも駐車場があり、こちらの方がコグルミ谷登山口に近いです)
トンネルを潜り、さらに15分ほど下ってコグルミ谷登山口から山に入ります。
コグルミ谷は急登ではありますが、あちらこちらに花が咲き、花を愛でながらの登山なので全く疲れないのだそう!
ニリンソウに・・・
ハナネコノメソウ
ミヤマカタバミも!
そのほか、ヤマエンゴサク、ヤマルリソウなどなどたくさんの花が見られます。
カタクリ峠を経て山頂を目指します。
ここからの道は日本の自然100選にも選ばれている希少なオオイタヤメイゲツの純林が続きます。
純林とはこの種の木だけが生えているという意味。
オオイタヤメイゲツは灰色の樹皮が特徴的な木です。新緑、秋の紅葉もきれいでしょうね!
オオイタヤメイゲツの足元はバイケイソウの群落!バイケイソウはシカが食べないからかいたるところに・・・花は6月頃でしょうか。
カタクリ峠から1時間ほどで山頂に到着!
山頂は「テーブルマウンテン」と呼ばれる台地となっていて、草原が広がります。
山頂からは伊勢湾方面、琵琶湖、伊吹山、鈴鹿の山々、遠くは白山、御嶽、乗鞍まで見えるのだそう!
山頂付近にはほかにも見どころが!
御池岳も石灰岩でできた山のため、ドリーネと呼ばれる池がたくさんあります。
池と苔むした岩が点在しているため「日本庭園」と呼ばれています。
下山はもうひとつのピーク「鈴北岳」へ。標高が1182mと御池岳より少し低めですが、こちらも眺望は抜群!
下山路は鞍掛峠を通って西側駐車場に出ますが、歩きやすいなだらかな道だそうですよ。
コースタイムは4時間ほどですが、見どころがたくさんなので&駐車場も混雑しますので時間に余裕を持っておでかけくださいね。
【今回のコース】
鞍掛トンネル西側駐車場~国道306号~コグルミ谷出合~コグルミ谷~カタクリ峠~御池岳~ボタンブチ・奥の平~御池岳~日本庭園~鈴北岳~鞍掛峠~トンネル西側駐車場
10.5㎞ 標高差約900m 標準コースタイム4時間10分
【三田からのアクセス】
名神高速道路 湖東三山スマートIC~30分で鞍掛トンネル駐車場(三田から約2時間)
トンネルの東西に駐車場あり(それぞれ20台程度)
下記から今日の放送を聞くことができます♪