三田市総合文化センター(郷の音ホール2F展示室)で今日11日まで開催されている「大石輝一没後50年展」に行ってきました!
会場には親子連れや夫婦など様々な世代の人が訪れ、絵画やパネル、モニター動画などに見入っていました。
今回初めて知ったのは、大石氏が山下清氏ら多彩な芸術家達と交流を深めていたということです。それは阪急夙川駅近くにあった「ラ・パボーニ」という大石氏のアトリエ兼喫茶店でのことだそう。阪神淡路大震災で全壊した際には、絵画作品や切り取った壁画を有志の方が運び出したそうです。
実は私は震災の前後にその近くで勤めていて、そのお店の前を週に何度も通っていたはずなのです。何という偶然。しかも今の私ならきっとこのお店に興味を持って入っていたでしょうが、当時の私は家と勤務先をほぼ往復するばかりで…なんとも残念です。
いまその「ラ・パボーニ」は大阪・堂島に。次に大阪へ行った折には、ぜひ訪れてみたいものです。
展示会場の最後では、自身がアートガーデンにいるかのような大きな写真パネルに囲まれ、大石氏が三田の風景に抱いた思いを感じることができます。
鈴木順子