みなさま「おばんです」山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。
さて、今日紹介する東北の話題は、11月16日 日曜日に山形県天童市で行われる「第31回天童冬の陣 令和鍋合戦」です。令和鍋合戦は、全国各地の自慢の鍋を一堂に会し、食べ比べて、味で勝負して日本一美味しい鍋を決めるというイベントです。山形県内はもとより、全国の鍋料理を一度に味わうことができます。

順位は、一次・二次審査で決定します。一次審査は来場者投票で、上位5チームが二次審査へ進出。二次審査はステージ上で複数名の審査員による実食審査です。第一位は「鍋将軍」、第二位は「鍋の局」の称号が与えられます。昨年の鍋将軍は、山形商工会議所青年部のキッチンリーフ監修 洋食屋さんがつくる本格海鮮トマト鍋でした。具材には魚介類と野菜がたっぷり入っていて、魚介から出る出汁とトマトの酸味が絶妙に絡み合い豊かな味わいを生み出しているそうです。第二位の鍋の局は、天童市調理師庖祥(ほうしょう)会の情熱•白濁天童牛げんこつスープ鍋でした。天童牛の大腿骨を長時間煮込んで作った白濁した濃厚な出汁にかつおと昆布出汁を合わせ、そこに地元の柔らかい大根と牛肉を入れた鍋です。今年の鍋合戦では、鴨だんごセリ鍋、米沢牛芋煮、博多明太子もつ鍋、北海道海鮮味噌鍋、静岡おでんなど全国から30団体が参加し、美味しい鍋を競い合います。今年はどこの鍋が優勝するのか楽しみですね。


今回は山形県天童市で11月16日に行われる「第31回天童冬の陣 令和鍋合戦」を紹介しました。
ではここから、東北弁で語る民話をお送りします。今回は岩手県で語られていた民話「ざしきわらし」です。お話に出てくる「おなごわらしゃど」は「女の子たち」、「出はる」は「出てくる」、「いっこ」は「ちっとも」、「かまけぇすて」は「没落して」という意味です。
