みなさま、おばんです。山形県出身の内藤美保がお送りする「こばえちゃ東北」。この番組では、東北各地の行きたい、食べたい、知りたいをお届けしています。「こばえちゃ」は山形県庄内地方の方言で「おいでください」という意味です(再生ボタン▶を押すと番組が始まります)
今回は、山形県鶴岡市にある「加茂水族館」を紹介します。

まずは、加茂水族館がある鶴岡市について紹介しましょう。鶴岡市は山形県の日本海側、庄内地方に位置する自然豊かなまちです。市の面積は東北地方でも有数の広さを誇り、海・山・川に恵まれた環境が魅力です。人口は約11万人。山形県内では山形市に次ぐ規模の都市で、歴史と文化が色濃く残る城下町としても知られています。

主な産業は農業、漁業、観光業です。農業では「つや姫」や「雪若丸」などのブランド米、だだちゃ豆、庄内柿、メロンなどが有名です。また、日本海で獲れる新鮮な魚介類にも恵まれています。鶴岡市は、食文化が世界的にも評価されているまちです。2014年には、ユネスコ創造都市ネットワークの「食文化」分野に日本で初めて認定されました。地域に受け継がれてきた伝統野菜や味噌・醤油などの発酵文化、山菜、海の幸など、多彩な食文化が世界から高く評価されています。
この時期のおすすめグルメは、何といっても「だだちゃ豆」。甘みと香りが強く、「枝豆の王様」とも呼ばれています。夏になると県外からこの味を求めて訪れる人も少なくありません。ほかにも、庄内浜で水揚げされる岩ガキや天然魚、新鮮な海鮮丼、麦切りという細いうどん、寒い季節には庄内名物のどんがら汁など、一年を通して美味しいものが楽しめます。



さらに鶴岡市には、出羽三山や羽黒山五重塔、湯野浜温泉など見どころもたくさんあり、歴史や自然を満喫できる観光地として人気を集めています。そんな魅力あふれる鶴岡市にあるのが、「世界一のクラゲ水族館」として知られる加茂水族館です。

加茂水族館は今年4月にネーミングライツパートナーの決定で通称「東北エプソンアクアリウムかもすい」になりました。以前は小さな地方水族館でしたが、クラゲの展示に力を入れたことで大きく生まれ変わりました。現在では常時50種類以上のクラゲを展示しており、クラゲの展示種類数では世界トップクラスを誇っています。館内で一番人気なのが「クラゲドリームシアター」です。直径およそ5mもの巨大な円形水槽には、約1万匹のミズクラゲがゆったりと漂っています。青く照らされた幻想的な空間は、まるで宇宙に浮かんでいるような美しさ。水槽の前に座って眺めているだけで時間を忘れてしまうほど癒やされ、多くの人が写真撮影を楽しんでいます。

もちろんクラゲだけではありません。アシカやアザラシ、庄内浜に生息する魚たち、日本海の生きものなど、地域ならではの展示も充実しています。毎日行われるアシカやアザラシの解説タイムでは、かわいらしい姿を間近で見ることができ、子どもから大人まで人気です。また、館内のレストランではラーメンやソフトクリームなどのユニークなクラゲ料理を食べることができます。特製海月(クラゲ)ラーメンはあっさりめの醤油味のラーメン。クラゲを乾燥させて作った粒子を練り込んだ太めのちぢれ麺がスープと馴染んで美味しいそうです。麺の上にはコリッコリッとした食感の細切りにしたクラゲがたっぷりとのっています。クラゲソフトクリームはクリームの上に刻んだクラゲがかけられていてこちらも大人気とのこと。
そして夏休み期間には、子どもたちが楽しめるイベントも開催されています。今年の夏は、「夏休みクラゲ自由研究相談会」が開催され、飼育スタッフが自由研究の進め方を直接アドバイスしてくれる企画が行われました。ほかにも、海ごみワークショップなど、海の環境について学べるイベントも開催されました。8月には「わくわくクラゲサイエンス」が予定されており、クラゲについて楽しく学べる体験型イベントが実施されます。クラゲの幻想的な世界に癒やされ、美味しい庄内グルメも味わえる鶴岡市。自然、歴史、そして食文化まで楽しめる魅力いっぱいのまちです。
今回は、山形県鶴岡市の加茂水族館を紹介しました。次回は福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズを紹介します。どうぞお楽しみに。したばの~
