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【とっておきシネマ】日本映画『天外者』

Merry Christmas!
毎週金曜日夜9時からおおくりしている「とっておきシネマ」、鳥飼美紀です。
みなさん、どんなクリスマスを過ごされていますか?
さて今夜は、2020年ラストの「とっておきシネマ」でした。

ご紹介した作品は、今年の夏に亡くなった三浦春馬さん最後の主演映画『天外者』です。
「天外者(てんがらもん)」とは「とてつもない才能の持ち主」という薩摩の褒め言葉だそうですね。
日本が大きく変わる幕末に強い志を持って生きた、薩摩の天外者五代友厚を三浦春馬さんが熱く演じ作品。
現在、イオンシネマ三田WTなどで上映中です。

©2020 「五代友厚」製作委員会

【Story】
江戸末期、ペリー来航に震撼する日本。
国内は、攘夷か開国かで大きく揺れていた。
主人公の五代才助(のちの友厚)は、国内の激しい内輪揉めには目もくれず、世界に目を向けていた。
そんな折、遊女のはると出会い「自由な夢を見たい」という想いに駆られる。
誰もが夢見ることのできる国をつくるため、坂本龍馬、岩崎弥太郎、伊藤博文らと志を共にする。

©2020 「五代友厚」製作委員会

【Review】
五代友厚という人物を、NHKの朝ドラ『朝が来た』で初めて知ったという人は少なくないだろう。
ヒロイン広岡浅子を支える“五代様”を、ディーン・藤岡が演じて話題となった。
五代友厚は、幕末の薩摩藩で上級武士の家の次男として生まれ、名君島津斉彬に見込まれ、長崎の海軍伝習所で学んだ。
薩摩藩の若者たちを率いてヨーロッパにも渡り、維新後の新政府のもとでも活躍したが、その後は実業家に転身し大阪に本拠を移す。
多くの事業を手掛け、大阪の経済を発展させ、まさに日本近代化の礎を築いたのが、この五代友厚なのだ。
大阪証券取引所・大阪商工会議所・大阪市立大学などの設立に尽力し、大阪北浜の証券取引所前には彼の銅像も建っている。

©2020 「五代友厚」製作委員会

オープニングから勢いが凄い。
三浦春馬演じる五代才助(友厚)と三浦翔平演じる坂本龍馬が、走りに走っている。
二人はなぜか、大勢の侍に命を狙われているようだ。
幕末・維新前夜の、時代を変えていく若者たちの情熱にワクワクする、そんなシーンから始まる。
主人公の五代才助、実は薩摩藩内では嫌われていたという。
何故なら、彼の眺めている未来の景色には刀や大砲などはなかったから。
「武力」ではなく、「産業」「経済」で日本を大きくしようと考え、そのように行動したのだ。
血気盛んな武闘派とはそりが合わないのもうなずける。

©2020 「五代友厚」製作委員会

激動の時代に、龍馬や新撰組など派手な人物たちの陰に埋もれていた五代友厚という人物を、三浦春馬が熱演。
ラストの迫力あるスピーチに、見ているこちらもグッと力が入る。
またW三浦と言われる龍馬役の三浦翔平の“いごっそう”ぶりも新鮮だ。
才助と龍馬が、船上に張られた綱につかまりながら海の向こうを眺め、未来について語るシーンが印象に残る。
そして、本作を紹介するTV番組で、五代について田中光敏監督が語った言葉も心に残る。
「現代は、《今だけ、金だけ、自分だけ……》という時代。それとは真逆のことを五代は見ていた」
幕末は、それぞれ形は違えど、誰もが日本の未来を真剣に見つめていたはず。
維新前夜というのは、志を欲する若者にとってはある意味幸せな時代だったのかもしれないと、あらためて思う。

©2020 「五代友厚」製作委員会

監督:田中光敏
出演:三浦春馬 三浦翔平 西川貴教 森永悠希 森川葵 ほか
2020年 日本 109分 配給:ギグリーボックス
https://tengaramon-movie.com/
TOHOシネマズ梅田 イオンシネマ三田WT、109シネマズHAT神戸 TOHOシネマズ西宮OSなどで上映中

新型コロナウィルスの感染拡大が続いています。
各劇場の感染予防対策を確認の上、どうぞ無理のない範囲でご鑑賞ください。

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