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きてみで東北

【きてみで東北】5月18日(土)山形県鶴岡市「鶴岡天神祭」

みなさま「おばんです」。
山形県出身の内藤美保がお送りする「きてみで(来てみて)東北」。
この番組は東北各地の紹介と、東北弁で語る民話をお届けしています。

さて、今日紹介する東北の話題は、5月25日に山形県鶴岡市で行われる「鶴岡天神祭」です。

祭りの開催中は、手ぬぐいと編笠で顔を隠した人たちが市内を練り歩き、観客たちに無言でお酒を振る舞います。その様子から奇祭と言われ、別名「化けものまつり」とも呼ばれています。鶴岡天満宮は、学問の神様と言われている菅原道真が祀られている神社です。このお祭りの由来は、菅原道真が大宰府へ左遷されてしまった際の出来事にありました。道真は、当時から様々な善政を行っており宇多天皇や住民たちから大変慕われていました。897年、宇多天皇から醍醐天皇に変わった後も、道真は順調に出世していき、最終的には右大臣の位まで上り詰めます。ところが、その出世をよく思わなかった左大臣の藤原時平が、「道真が醍醐天皇を引退させ自分の娘を嫁がせた斉世親王を天皇にしようとしている」という嘘の話を広めたことで、道真は官位を下げられ大宰府に左遷されてしまいます。家族や住民たちと会うことすら許されぬまま京都の地を離れることになるわけですがこの時、道真のことを慕っていた人たちが時の権力をはばかり、変装をして道真の元へ会いに行きました。その時の姿というのが、女性が着用する花柄の長襦袢(ながじゅばん)に編み笠で顔を隠した姿とされており、密かに酒を酌み交わして別れたと言い伝えられています。これが、鶴岡天神祭の由来となっています。

お祭りは、江戸時代から行われるようになり明治時代に「布で顔を隠して酒を振る舞う」という現在のようなスタイルになったそうです。口と鼻を包み隠して編み笠を深く被っているため一体誰なのかが解らず、お酒を振る舞う時も無言で行うという姿から「化けもの」と呼ばれるようになりました。化けもの姿で3年間誰にも知られずにお参りができると、念願がかなうといわれています。そのため、例年700人以上の人が化けものになって参加するそうです。

今年は5年ぶりに、パレード沿道の観客の皆さまに、化けものによるお酒の振る舞いが復活します。午後2時にスタートする「天神まつりパレード」は「天神はんくねりパレード」と「にぎわい天神パレード」の2コースで行われ、お神輿や山車、踊りなど約二千人の市民がパレードに参加します。

今回は、5月25日に山形県鶴岡市で行われる「鶴岡天神祭」を紹介しました。


ではここから 東北弁で語る民話 をお送りします。

ではここから 東北弁で語る民話 をお送りします。
今回は山形県で語られていた民話「魚女房」をお送りします。

お話に出てくる
「むごさい」は「かわいそう」
「ししょないがら」は「仕方がないから」
「みはらかしてけんなね」は「見破ってやろう」
「おしょうしでござりもうした」は「ありがとうございました」という意味です。

ハニーFMポッドキャストで配信しています。(再生ボタン▶を押すと番組が始まります)

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