こんにちは。ハニー・サウンド・マルシェ火曜日担当の藤元愛です。
今日の「やまよもやまばなし」は先週に引き続き『里山』のお話でした。
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境再生研究部 主任研究員 橋本佳延先生にお越しいただき、里山とは?里山が荒廃するとどうなるのか?生物多様性とは?といったお話を伺いました。
現代の日本では多くの里山が荒廃しています。
里山が荒廃すると常緑樹が増え、陽の光が入らなくなるため、生える植物の種類が減ります。
するとそこにやってくる動物や虫たちの種類も減っていく・・・その反対に木々を適切に伐採しすると陽の光が入り、豊かな生態系が育まれます。
つまり「生物多様性」が叶った場所ということですね。
よく「自然のままにしておき、森に戻ればいい」といった言葉を聞きますが、里山は手入れをすることで生物多様性を保つことができる場所なのですね。
また、多くの種類の虫たちが生息することで近くで農業をする方にとっても受粉を手伝ってくれるといったメリットもありますし、しっかり木々が根を張ることで土砂災害を防ぐこともできます。
そして自然のものに触れる、見るといった行為は人間性に溢れ、私たちにインスピレーションを与えてくれるのだそう。
三田には里山がたくさんあります。まずはお住いの地域にある身近な里山に足を運んでみてはいかがでしょうか?
また、その担い手を育てるべく、橋本先生が講師となって講座もされていますので興味が湧いた方はぜひ受講してみてくださいね!
兵庫県立人と自然の博物館:https://www.hitohaku.jp/
三田市里山のまちづくり課:https://www.city.sanda.lg.jp/shiseijouhou/annai/soshiki/satoyamamachi.html
下記から今日の放送を聞くことができます♪